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「パリの引っ越し」



最近、フランスから美しく装丁された銅版画の作品が突然届いて驚いたのですが、以前に(すこしの予算で)譲ってもらえる作品が出来たら教えてね〜とフランスで銅版画の製作をしている友人の木村くんにお願いしていたもので、墨色だけを使ったシックで素敵な作品です。


それで、ふと思い出すのがこの木村くんとのパリでのひょんな出会いで、そのきっかけとなったパリの引っ越し事情について感じた事を書きたいと思います。

以前、仕事の関係でフランスのパリに住んでいたのですが、8年程暮らしたストゥーディオ(ワンルームタイプの部屋)に私の後を引き続ぎそのまま友達が引っ越して来ることになりました。

パリ16区にあるその部屋のある建物は100年以上前に建てられた旧建築と呼ばれるアパルトモン(アパート)で、だいたい旧建築の建物には、立派な高級アパルトモンでも剥き出しタイプの小さなエレベーターしかなく、昔は女中さんの部屋だった屋根裏部屋階や20平米前後の小部屋(ステゥーディオ)のみの別棟にはほぼ小さい階段しかありません。

なので引っ越しの際には、車通りのある道路や大きな中庭に面している場合には窓やバルコン(バルコニー)から斜め上、下に上下するクレーンで出し入れしますが、細い道路だと一時通行止めにしたりして大事になります。


うちは中庭に面していますが、一番目の建物の奥にひっそりとある小さい庭で、窓の真下は一階(日本でいう二階)の人のプチテラスになっており、エレベーターもなく、家財の出し入れは、赤いカーペットが下に敷かれ装飾がなされた黒い手摺のらせん階段を使うしかありません。

好きだった美しいらせん階段ですが、大きな家具を運ぶのにはかなり大変です〜。

やっぱりというか、友達が調べたところ引っ越し業者の料金は日本と比べると驚く程高かったらしく、なんとかしようとパリ市内の日系の書店内のアノンス(掲示板)で「日本人の便利屋です☆」を見つけ、電話面接を経て、多分あやしくないと思うという事で当日お手伝いに来てくれたのが、今では個展も開いている画家の木村くんでした。外国では大変なこともあるけれど、こんな楽しい出会いもあります。


話は戻りますが、その様な事情からか、フランス特にパリでは、多くの人が自分達で車を借りて引っ越しをする様です。

また友人同士で頼み合うのが常で、スキルが上がり!?普通の人でも家具を運んだり梱包したりするのに慣れていて上手なのだそうです。

こういう事情も、家の暮らしや、古いもの、家具等を自分の手で大切にする習慣や文化が自然に育まれる一つのきっかけになっているのかな〜と思ったりします。

日本の大半の引っ越しでは業者がスキなく厳重に家具や家財を梱包して大切に運びます。どちらが良いというのではなく、違いがちょっとおもしろいなっ〜と思いました。



来年にはインテリアコーディネーター専門科に復学予定です♪




渡邉 和泉




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