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「2008年度 卒業制作プレゼンテーション・卒業式」



今回は3月20日、春分の日に北青山のTEPIAプラザ・4Fホールにて行われた「2008年度 卒業制作プレゼンテーション・卒業式」の様子を写真と共にお届けします。



当日の朝は真っ黒な曇り空でしたが、徐々に日が出て、不思議なことに開始時刻の11時には突然快晴となり、日差しがとても温かい一日になりました。

この日、東京校・横浜校のクラス代表10名のプレゼンテーターが企業の方の前でプレゼンテーションを行い、講評を頂きました。
どの代表者も、アカデミーで学んだ成果を堂々と発表して大変素晴らしかったです。




その後、同会場にて「卒業式」が行われました。
一年間または二年間学んだ証、「卒業証書」を町田校長より授与され、その他にも各教科の賞に選ばれた生徒達には講師陣からプレゼントがありました。



今年度は皆勤賞・特別皆勤賞の受賞者が多く、日々努力されたことを改めて皆様の前で披露されました。
最後に、東京校・横浜校から一名ずつ代表者が「卒業生の言葉」を詠まれました。
東京校の松田さんはインテリアコーディネーター専門科に在籍していた生徒で、二年間通学されたのですが、その二年間に色々な出来事がありました。サポートをしていた事務局スタッフはその姿を陰ながら応援しておりました。
夢に向かって前向きに努力されていた皆さんの代表として詠まれたとき、それに共感された生徒達講師陣・事務局スタッフの涙を誘いました。そのような心こもった「卒業生の言葉」の文章をご紹介させて頂きます。

今後、卒業生の皆さんが様々な場面でご活躍されることを事務局スタッフは祈っております。 




卒業生の言葉



本日はこのような盛大な卒業式を開いて頂き、有難うございました。
無事に、この日を迎えることができたことを心から嬉しく思います。

二年前、子供の頃からの夢に正直になり、チャレンジしてみようと、入学を決めました。
当時働いていた会社を辞めての決心だったため、家族には反対され、とても心配をかけました。そのため、新しく広がる世界への希望を持つ一方、自分の決心が正しかったと思えるように、入学当初から大きなプレッシャーを抱いていたように思います。

結果的には、このプレッシャーと、必死な思いが、自分を成長させる二年間へと繋がったように思います。
特に、通学中に母が病気になり、時間的・精神的プレッシャーの中で課題を完成させることはとても難しく、何度も諦めかけてきましたが、最後までやり遂げ続けたことは、達成感や自信へと繋がりました。

また、自分の必死に取り組む姿を通じて、そして、クラス内コンペで表彰される結果となったときには、家族から、「頑張っていればちゃんと結果がでるんだね。」と、言ってもらい、認めて、応援してもらうことができたことは、本当に嬉しかったです。

そして、クラスメートのみなそれぞれの、懸命に取り組む姿から、刺激をうけ、勇気をもらってきました。
ともに励ましあい、グループ課題では徹夜で取組み、悔しさや喜びで涙した、良き仲間のおかげで、最後まで諦めることなく、頑張ることができました。

それから、二年間、私たちを温かい愛情で育ててくださった先生方、ありがとうございました。
私たちの最後の作品は、それぞれが自分らしく、のびのびと自信を持った作品となりました。
常に私たちを肯定し、励まし続けてくださった先生方のおかげで、自分なりのアイディアや発想に自信を持って表現する強さを、身につけることができました。最後のホームルームでは、私たちとともに、涙を流しながら、二年間を振り返ってくださった若生先生。
先生の深い愛情によって、私たちE組は、常に笑いのたえない、明るいクラスになりました。

クラスメート、先生方、事務局のみなさま、そして家族や友人など、多くの人に支えられ、夢への一歩を踏み出すことができました。
私も、これからも、努力を惜しまず、一人でも多くの人に、感謝の気持ちをお返しし、幸せの一助となれるコーディネーターを目指し、励んでまいりたいと思います。

平成二十一年三月二十日
東京校卒業生代表  インテリアコーディネーター専門科 研究課程
松田 高子








★現在、4/4まで今回の卒業制作の作品展示会を東京校で行っております。
全生徒の作品をご見学いただけるイベントです。是非この機会にご来校下さい。







東京校事務局スタッフ







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桂離宮に思う


「美しきもののみ機能的である」とは、日本建築界の巨匠・丹下健三氏の言葉である。氏の意図とは異なるかも知れないが、個人的にとても素敵な言葉だと思っている。
美しさは個人の嗜好によって異なるが、建築における美の定義付けは、まさにここに集約されているのではないか。氏が「機能的なもののみ美しい」と言わなかったのも、深くうなずける。

元来、美しさと機能性とは相反するものではない。
日本の美は、世界に先んじて優れたものを兼ね備えている。その昔、モダニズムの巨匠をして驚愕せしめた事実が、その多くを物語っている。
 
アカデミー修学以来、様々な“美しい物”を見てきた。研究課題で「BAUHAUS」を発表したのがきっかけとなり、タウトが美しさのあまり涙したという桂離宮を訪れたのもその一つだ。
 
生来日本家屋が好きで、子供の頃の縁側の居心地は忘れ難い。あれこそ“家だ”といったインパクトがある。子供の頃であるから、当然ながら価値観は自然と戯れる事に力点がある。家の中に居乍らにして外へ放たれる縁側は、とてつもなく居心地の良い場所であったのだ。


桂の美は、あらゆる機能性を兼ね備えた美の宝庫である。ヴィスタ、パースペクティブ、黄金比etc…、驚くほど細部に亘ってすべてが計算づくでありながら、それらの作為を悟られない美しさがある。日本人の美意識である“奥床しさ”とでもいった心遣いに溢れている。

ちょっとした心遣いで、居心地はとてもよくなる。
次元は異なるが、この心遣いこそが、最も“美しく機能的なもの”ではないかと、個人的には思っている。また、一流と呼べる人には、共通してその心がある。

妻の「やってみたら」の一言でアカデミーの一員となった私だが、それまで実に様々な仕事を経験してきた。そのなかで一流の方たちとの出会いがあり、一緒に仕事をさせていただけたことは、何より代えがたい“宝”である。

浦岡敬一先生は「東京裁判」や「愛のコリーダ」など、日本映画の黄金期を陰で支えられた一流の編集者である。錚々たる名監督たちと仕事をしてこられた方だ。
私は編集者になるつもりはなかったのだが、先生からのお声掛けで、ある映画作品の編集をお手伝いさせていただいた事がある。(若かりし頃、お金に困っていた私に、アルバイトをさせてくれたのだ)
近年、派手な切り貼りの奇を衒う映像が横行しているが、先生の編集は、観る者をそれと気付かせずに映像の世界へと引き込んでゆく。
「息を吐いているところで(フィルムを)切り、つないだ映像が(また息を)吐いていたら、見ていて苦しくなるだろう」とおっしゃった。
そう、先生は人物の息遣いまで重視されて(映画のフィルムを)編集されていた。もちろん、そんなことに注意して観ている観客は少ない。というより、いないに等しい。ところが無意識にせよ、不自然なつながりは、観ている者に不快を感じさせるのだという。ここにも一流のこだわりが、奥床しいまでに陰の努力として注がれていた。

エコ化が人類の命題と掲げられて久しいが、桂に代表される日本建築の美は、人のみならず、自然に対しても、驚くほどの関係性を持って造られている。否、人と自然との関わり方を、教示せんばかりの工夫が折りなされている。

桂に関していえば、月を見る為の工夫がそのひとつ。ELの設定などは、一見、不自然なまでの高さで設定されていたりするから面白い。是非ともそこで夜の月を眺めてみたいものだと思った。

夜がなくなったと嘆いた名作詞家がいたが、夜空の月すら眺める事のない現代人は、“自然”という生き物を見ずに過ごす時間があまりに多い。エコといわれても、自然を見ず、触れず、感じずに毎日を生きていれば、エコといわれても、根底からピンとこないところがあるのではなかろうか。
自然との付き合い方を忘れてしまい、ただの観光地巡りにしか自然を感じない人にとっては、結局のところ他所事に思うのも無理もないのかも知れない。

しかし、機能のみ追及して美しさを見失った人間は、どこへ向かって行くのだろう。
エコといっても、結局、人の心の濁りをなくすところからしか始まらない。直接自分に関わることにしか興味を持たない心の偏り  エゴをなくすことからしか、真に美しい機能性は発揮されてゆかないに違いない。

桂離宮を訪ねて、つくづく西洋と東洋  なかんずく日本建築との違いを思った。日本建築には、桂のように、自然を“愛でる”姿勢がある。それに対し、西洋建築には、自然を“利用しようとする”姿勢があるのではないか。そんな所感を持った。
現代のエコへも通ずる美しき精神論。自然を愛でる共生の姿勢こそが、本当の意味での機能性と呼ぶにふさわしい“豊かさ”に通じてゆくのではないだろうかと、感慨を深くした。

当初、ICという仕事自体がよく分からなかったが、今では、ICこそが、この「美しきもの」に直接携わる仕事であると思っている。機能的であるということは、結果的に心地良さを与え、その心地良さを与える発露は心遣いにある。そして、その人の心にこそ、美しさがあるのだと。現在では、当たり前に水や空気が売られるように、気を使えない人が多くなった今では、それも貴重な存在なのかも知れない……。

町田校長の講演を直接間近で聞かせていただいたのが、とても強く印象に残っている。ICのパイオニアである町田先生をはじめ、一流の講師陣に恵まれたアカデミーでの経験は大変に貴重なものだ。
尊敬する町田校長の“小函”に、このような所感を入れさせていただき、大変に光栄である。また機会があれば、いろいろと所感を述べさせていただきたいと思う。

町田ひろ子アカデミー東京校
インテリアコーディネーター専門科
1年Cクラス
入江達也







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ファブリック新作発表会



2月26日(木)・27日(金)と新宿OZONEギャラリーで行われた新作発表会へ行ってきました。
イギリス「Designer’s Guild」(デザイナーズギルド)・フランス「CASAMANCE」(カサマンス)・「NEED’K」(ニーディック)3社合同です。会場は、フリーやハウスメーカーのコーディネーターの方、バイヤーの方などが出席されていて、熱心にメモを取りながらセミナーを聞き入っていました。休憩の時間には、サンプル帳をめくり、手触りや光沢感を確かめながら、その生地がどういったスタイルに適しているかなど、かなり実際の提案や使ったりする場合に即した質問が飛び交っていました。
 やっぱり美しいファブリックに出会うと、ワクワクしますね。。。 実際に見て、触れて、その美しさと奥の深さを感じると、コーディネートへの想像は尽きません。
 では、その新作発表の内容をちょっとご紹介。

まずは「Designer’s Guild」(リンク : http://www.designersguild.jp/)。
取り扱いをしているメサテックスジャパン蝓リンク :http://www.mesatex.co.jp/)のディストリビューターが、サンプル帳をめくりながらプレゼンテーションされました。今回の新作の“Whitewell”というシリーズは、ギルドらしい流れを受け継いだラインナップ。イングリッシュガーデンをイメージし、草花をモチーフとした春夏を感じさせる爽やかで、優しい色合い。後半は、プロモーションビデオを用いながらの発表だったのですが、これがウマイ。昼下がりの優しい光が降り注ぐ感じと風にそよぐ庭の草花たち。このイメージと作品があいまって、見る者をギルドの世界に引き込んで行く。作品が、そこに流れるゆったりとした時間や豊かさなどを作り出していると感じさせるアプローチの仕方に、その上手さを感じました。ちょうどアカデミーで行っているイメージボードとカラースキームのような関係でしょうか。もうひとつのコレクション”Manhattan Collection“はビビットな色使いで、コットンプリントが中心。これまでのギルドにはない、新鮮でダイナミックな感覚のコレクションで、価格も“Whitewell”よりお手ごろだそうです。





次に「CASAMANCE」。
これは新宿OZONE6階にショールーム(リンク : http://www.casamance.jp/)があり、そのディスプレイも一見の価値ありです。また、螢螢丱灰肇譟璽妊ング(リンク : http://www.ribaco.co.jp/)でも取り扱っています。フランスでも3本の指に入るというハイグレードなファブリックブランドのCASAMANCEは、「メゾン・エ・オブジェ」での盛況ぶりを画像で紹介。これまで豪華なディスプレイと鮮やかな赤やピンク、紫という色使いで個性的な印象だったCASAMANCEですが、今回はシックで上品な印象へと転換したそう。ファッションのトレンドを積極的にインテリアに取り入れながら、クラシックやトラディショナルなモチーフをベースに、光沢感のある素材やフェイクファー・スパンコールなどでモダンさを演出していました。異素材をミックスすることでテクスチャーに遊びが出て、魅力的なファブリックになっていました。また、興味をひいたのは、“Ottavio”(オタビオ)というコレクションのなかの、シルクのハンドプリントのもの。ブロックで押していくことによってできる微妙なラインに、こだわりが感じられます。




そして、こだわりといえば、「NEED’K」(リンク : http://www.needk.com/)。
糸から開発してデザインしていくという徹底ぶり。「NEED’K」は日恵装飾蠅箸靴藤毅闇のテキスタイル製作の実績を活かし、10年前に「NEED’K textile」としてオリジナルブランドを立ち上げたメーカー。そのこだわりようも納得です。プレゼンテーターは女性の営業の方で吊り下げサンプルを次々に見せながら、それぞれファブリックにまつわるストーリーをご紹介頂きました。その熱い語り口調から自社のファブリックに愛着と自信をもっていることが伝わってくるプレゼンでした。。
髪の毛の1/3という細さの分繊糸を縦糸とし、横糸のみで柄を出していく特別な織機を使って織った布や、3種類の羊の毛を染色せず、洗っただけで使用している生地などなど。柄はペイズリー柄が多く見られ、ボヘミアン・民族的な感じの雰囲気。落ち着いた色合いが特徴的。



どのメーカーもファッションやカラーのトレンドを取り入れながら、それぞれのファブリックにオリジナリティーが表現されていて、それをコーディネーターがどのように使っていくか、可能性は無限に感じました。色や柄の組み合わせなど新たな発見と想像力をかきたてられる新作発表会でした。



東京校スタッフ







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